本日は来週登山するためのトレーニングという事で、散歩がてらに大和三山を巡るコースをとってみることにしました。
コース概要は、橿原神宮駅から出発し橿原神宮の境内を抜けて、畝傍山へ登ります。
木々の間から金剛葛城山系を垣間見ながら、今度は近鉄橿原線を横切って香具山へと進みます。
そして藤原京跡を通過した後、最後に登頂するのが耳成山。
大和三山はいずれも200m以下と低く安易に登ることもできますが、滑りやすい箇所も多いので足元には注意する必要があります。
畝傍山
ではさっそく行ってみましょう!!
10:00
まずは近鉄橿原神宮前駅に降り立ちます。
ここは近鉄南大阪線と京都から直通の近鉄橿原線が交差するターミナル駅です。
大阪京都からのアクセスが容易いので、訪れる観光客も大勢集まります。
10:10
徒歩10分ほどで橿原神宮に到着します。
ここでは登山の安全を祈願して登山口に参りましょう。
ちなみにこの地図看板でも分かるように、畝傍山の登山口は橿原神宮内にあるので神社から出る前に登るスタンバイをしましょう。
こちらが畝傍山登山口です。
分かり易く標識も出ているのでここを左折して山道に入りましょう。
大和三山の歴史
ここで少し大和三山の概要について調べることにします。
奈良盆地の南部に位置する畝傍山(199.2m)、香具山(152.4m)、耳成山(139.7m)の三つの小高い山を総称し大和三山と呼びます。
香具山は桜井市の多武峰(とうのみね)から北西に延びた尾根が浸食により切り離された小丘陵として残存したもので、畝傍山と耳成山は盆地からそびえるいわゆる死火山です。
畝傍山は大和三山の中で最も高い山で、瀬戸内火山帯に属する死火山が二次的な浸食をうけたことにより現在の形となったものです。
分岐地点もしっかり標識が経っているので間違うことなく登ることが出来ますね。
11:00
ゆっくり歩くこと30分ほどで、あっという間に山頂に到着しました。
『畝傍山国有林』の看板には万葉集の中大兄皇子の詩も刻まれており、学生時代に習った百人一首や歌集の記憶をたどりながら、歴史の時間を楽しんでいました。
標高を示す数字は見当たりませんでしたが、三角点で記念撮影をしました。
11:10
時刻は少し早い目ですが、家内が作ってくれたお弁当で昼休憩に入ります。
山頂付近は平らな地形なので、お弁当を広げるにはもってこいの場所でした。
後から考えても、三山の中でピクニック気分を味わえる頂きはここだけだったように思います。
ランチを終えたら畝火山口神社方面に下山します。
ここからは公道を通って香具山に向かいます。
ちなみにですが、小休止もはさみながら香具山登山口に着いたのは90分後です。
大回りしたのもありますが、時間を短縮するなら橿原神宮方面に戻った方が良いかもしれません。
神武天皇陵
我々は大回りコースを選んだので、途中神武天皇陵前を通過しました。
神武天皇とは言わずも知れた初代の天皇陛下です。
何もない、敷石のみがびっしり詰まった広大な敷地の奥に御陵が存在していたので、何時もなら感じることのない厳かさを肌で知りました。
途中駅舎に歴史を感じる畝傍御陵前駅の改札をくぐり、一路東へ進みます。
香具山へはここから公道を通って2.2km、まだまだコンクリート路は長いです。
みるく工房 飛鳥
13:10
しかし途中思わぬ恵みが待っていました!
搾りたて牛乳を使ったアイス&ソフトクリームのお店を発見してしましました( ^^) _U~~
一見すると見落としてしまいそうな店構えですが、店内はお客さんが所狭しと賑わっていました。
色んなメニューがありましたが、私たちはしぼりたてソフトクリームミックス(350円)をオーダーしました。
大和茶とバニラの合わさった、ご当地ソフトが堪能できました!
香具山
13:35
そうこうしながらやっとのことで、香具山登山道に到着です。
こちらの山には数々の神社がまつられています。
全てをお参りしていたら時間が足りないので、ここは早々に登り切りました。
『香具山国有林』の看板には高校一年生の時に記憶した事ある歌が刻まれていたので非常に懐かしい思いがしました。
“春る過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山”
この歌をおぼえたから香具山という山があるというのを知っている人も多いのではないでしょうかね。
13:45
そしてここが香具山山頂です。
わずか10分で登り切ってしまいました💦
これはもう登山とは言えませんねーー(´・ω・`)
この景色に見えるのは先ほど登頂した畝傍山です。
結構な距離を歩いて来たことが、この画像からも伺えますよね。
標高152m、一応この場所で記念撮影📷
それでは香具山は早々に切り上げて、耳成山を目指します。
香具山神社方面に降りた後、田んぼの真ん中に見えてきたのが耳成山です。
茶碗をひっくり返したようなきれいな形をしていますね。
藤原京
途中藤原京大極殿のオブジェ前を通過します。
コスモス広場には大勢の家族連れが来てましたね―――。
この地図からも大和三山が藤原京を三方向から見下ろす山々として存在していたことが分かりますね。
途中JR桜井線と近鉄大阪線の踏切を通過して、耳成山を目指します。
少し絵になる風景が見つかったので、ワンショット!!
耳成山
14:55
それでは耳成山に登ってみましょう。
ここは山頂神社まで一気に階段を登るルートと、外周の緩斜面をゆっくり登るルートがあります。
まだ少し時間に余裕もあったので、我々は緩斜面コースから入山しました。
15:15
こちらも約20分ほどで登頂しました。
耳成山山頂看板前で記念撮影をします。
またこちらでも歴史探訪。
『耳成山国有林』の看板には、他人の頭から耳が無い様子に例えて耳無山→耳成山になったと記されていました。
夕暮れ時になってきました。
少しお腹も空いてきたので、コーヒーと先ほどコンビニで買った変わったお菓子を食べました。
耳成山から眺める畝傍山、夕日のオレンジがだんだん濃くなる時間帯です。
16:40
これで大和三山巡りの旅!?は終了です。
最終目的地は近鉄の大和八木駅。
またここから電車に揺られて大阪まで帰っていきます。
こんなルートで来週行く金勝アルプスの練習になったのかと、疑問を持ちながらですが大和の地を後にしました。
↓↓↓参考までに、私が今回使った地図は、こちらのサイトから使用しました( ^^) _U~~