セミナーも広島シリーズに突入しました。
グルメリポートのメインでもあるお好み焼きですが、本日の会場が西広島駅の北側だったので、帰りに駅から徒歩3分の『三々賀(さざんか)』さんに寄ってみました。
こちらはお店ができて60年の老舗中の老舗で、実は今年の2月にも立ち寄っています。
なぜ短期間で再来したのかをお伝えすると、「旨い‼︎」の一言に尽きます。
あれこれトッピングする凝ったメニューでない、素朴な味がまた足を運ばせるのでしょう。
しばらくぶりに暖簾をくぐり、店主のママちゃんにあいさつをしてから席につきます。
カウンターと言っても3人座れば結構一杯な感じで、隣のお客さんとの会話も自然と弾みます。
私が入店したのは15:00だったのでピークタイムは終わっていましたが、実は今朝広島ホームテレビでお店の紹介VTRが放送されたらしく、お昼時はテレビを見た初めてのお客さんでごった返していたようです。
いつものように『肉玉そば(700円)』を注文します。
メニューは壁に貼り付けてある通りです。
お客さんと話しながらでも手際よく調理する姿は、まだまだ現役バリバリです。
これは落書き帳と称したお客様の声ノートです。
何年も前から来店客に書いてもらい、その日にノートを見返して、食べた方々の喜びの声をまた明日への励みにして楽しんでおられます。
下記は私が前回書いた感想文(上段)です。
そうこうしているうちに、目の前でお好み焼きが完成しました。
熱々なので、ヘラでカットしながら口の中へ運びます。
シンプルなんですが、言葉にならない旨さが一瞬で脳へ駆け上がっていきます。
ピリ辛がお好みなら、一味を振りかけてお召し上がりください。
ママちゃんが持つこのヘラは創業した60年前から使っている、フランス製のヘラです。
角が丸くなっているのが歴史を感じさせますね。
あと嬉しいのが、食後にコーヒーを出してくれるところ。
これもお客さんを大切にする粋な計らいです。
またいつものように、食後はママちゃんとおしゃべり。
やはり現在に至るまでは色んな苦労もされているとのことなので、それを考えると今もこうして元気に商売ができている事が楽しくて仕方ないと。
今年の4月10日でこのお店は60周年を迎えますが、50周年/55周年には取引先のオタフクソースさんから感謝状を贈られています。
そして今月の半ばごろにはまたオタフクソースの本社にて感謝状の授与式があるとのことです。
続けていると凄いことになりますね。
「美味しいお好み焼きを作る秘訣は?」と聞くと、決まって答えるのがこのフレーズです。
『心で調理』
(左下の写真はいとうあさこさんが以前のロケで来た時のもの)
いつまでもお好み焼きを作り続けることに、生きがいを感じて楽しんでいるママちゃん。
また近々行くので旨いお好み焼きを焼いてくださいねーー。
ちなみにお店を出たのは17:00前。
2時間もお邪魔しちゃいました。
今日もごちそうさまでした。