ビジネス思考力

苦手な朝礼トークを自分の武器に変える方法

ブログを立ち上げたから早半年。

ずーっと食べてばかりの記事が多かったので、これからは少し趣向を凝らして勉強になるようなテーマも増やしていこうと思います。

 

朝礼トークは苦痛の種

そんな時に頭を横切ったのが『朝礼トーク』の話題。

昨日助ボンのパパとミーティングをした際に出てきたフレーズ。

まあ今回に限らず朝礼が回ってくるといつも胃がキリキリとして仕事が手に就かないんだとのこと。

以前彼とは10年ほど同じ会社で働いていたので、内情はよく分かる。

約20名の営業マンが週1回ずつ交代制で司会をするという朝礼スタイル。

業務連絡を終えた後に一言コメントを入れないといけないのが、みんなの苦痛の種なのだ。

しかし私はそんな朝礼をどちらかと言えば得意にしていたタイプ。

では助ボンのパパとはどういった違いがあるのかを、私の持論を含めて解説していこう。

 

朝礼トークが得意な人に共通している点

会社によっては週に1回、月に1回かもしれな。

なので半年に1回と聞くと全然楽勝のように思えるが、あの苦手な時間が回ってくると思ったらついついそのことは考えたくなくなるもの。

しかし人前で話すことが得意だという人もいることも事実。

ではこの差はいったいどこにあるのだろう。

 

得意だという人に共通している点がある。

それは『準備が出来ている』ということだ。

生まれながらにして得意だという人は誰もいない。

準備をして経験を積むことでそれを克服してきたかの違いの要素が大きい。

苦手な人がいきなり流暢に話せるわけがないのは、要は経験の差ということになる。

 

準備のための4要件

どうせしなけばならないのなら、腹を括って『準備』から始めてみてはどうだろうか。

基本的なことだが、準備をするネタを集めるために簡単にできる4つの行動を紹介しよう。

①本を読む

ネタの収集やボキャブラリーを増すためには、読書は格好のツールだ。

時間がないという人も多いだろうが、すき間の時間を見つけて是非やってほしい。朝礼トークに限らず、読書は人生を豊かにする要素をたくさん含んでいるから。

もちろん新聞や小説も可。時事を活用したり小説のフレーズ(言い回し)なども参考にするとよい。

 

②ブログやSNSに書き込む

読むことは大事だが、読むだけでは著者の意見しか吸収できない。それを自分の経験に混合させることにより、あなたのオリジナルの意見をアウトプットすることが重要である。

日記は人目に触れることがないので、できればWEBサービスを利用して誰かが見ているという緊張感をもって表現して欲しい。

ブログやSNSサービスは登録さえすれば無料で簡単に開設できるので、この時代に生きているのであれば活用しなければ勿体ない。

 

③類義語を調べる

これは朝礼のネタに豊富な表現力を付けるための要素だ。

同じ意味を伝えるにしても、違った表現を用いる方が周囲にはそれらしく聞こえるものだ。

電子辞書や無料のWEBサービスを活用することで、様々な類義語が出てくる。

比較的容易に学べトークに奥行きを増すことが出来るので、このツールの活用もおススメする。

 

④誰かに話す

当たり前のように聞こえるが、事前に誰かに話をすることはとても効率的な方法だ。

大切な友達の結婚式のスピーチだったら、多分みんなが他人に聞いてもらいながら修正ポイントを改善していくだろう。

なぜなら、そのイベントが重要だからである。

もし「朝礼ごとき」と思っているなら、このようにリハーサルするという行動を起こしたことはないのではなかろうか。

●台本を書いているだけでは話し口調になりにくい

●音読すると自分の耳から聞こえるので修正しやすい

だからこそ修正ポイントを発見しやすく、スムーズな発言が出来るのではないだろうか。

 

事前の準備が差別化を生む

正直なところ、助ボンのパパはいつも嫌がっているが、かなりキレたテーマを展開し一般的見地を持論に落とし込むことを得意としている。

ただ面倒くさいだけなのである(笑)

けどこういった日常の小さなことも積み重ねると、いずれそれが財産となる。

 

私から言わせれば「朝礼の一言コメントは有意義な練習の場」である。

社外でのプレゼンやプライベートでのスピーチ等、公の場での発言に失敗しないようにする良い練習台である。

同じ職場の身内なら何をどれだけ失敗しても、ある程度までなら許してくれるもの。

しかし対外的な取引の場ではひとつの小さな失敗が、ビジネスや人との縁を割く可能性もあるのだ。

 

難しく考える必要はない。

社内なら大いに緊張と失敗をすればよい。

ただし条件がある。

それは、『必ず準備はしておく』ということ。

準備なくしてのただの失敗は、無駄な時間を費やすだけになってしまうから。