最近の移動先には何故かしら『城』が多くあります。
それだけ日本の津々浦々にお城があったということなんですね。
という訳で今回は名古屋市内から程近い『清洲城』を探検することにしました。
現在の清洲城は平成元年に築城され、本来あったとされる城跡は側を流れる五条川の川向なので全くの模擬天守となります。
しかし立ち姿は小さいながらも非常に威圧感のある風貌なので、見る者の心を惹きつける力があります。
歴史的にみると、織田信長が今川義元と一戦を交えた『桶狭間の戦い』への出陣をした場所であり、2013年に公開された三谷幸喜映画『清須会議』の舞台ともなった地でもあります。
またこの会議により秀吉は5番目の宿老から一気に天下取りに駆け上がり、いわば歴史を動かすための大きな要因となった城であるとも言えます。
ではさっそく向かってみます。
最寄り駅は名鉄新清洲駅かJR清洲駅になります。
どちらも駅から徒歩15分ほどなのでさほど変わりません。
私の出発地点は名古屋駅なので往路は名鉄、復路はJRに乗ることにしました。
名鉄の新清洲駅で列車を降り、川沿いの道を看板に沿って歩いて行きます。
新幹線と在来線のガードが見えてくる手前にあるのが清洲公園。
こちらには織田信長公とその奥方の濃姫様の銅像がありました。
信長公のこの立ち姿は今川義元を討伐する時の格好で、桶狭間の方角を望んでいるそうです。
目の前にある大手橋を渡ると清洲城はすぐそこです。
門をくぐると立派な立ち姿が見えてきます。
清州城内は日本庭園になっているので、手前の砂利と奥の城とのマッチングがとても絵になりますね。
では入館してみましょう。
通常は大人300円ですが、JAFカードを持っていたら250円になるので忘れないようにしましょう。
各階には様々な展示品が並べられています。
戦国武士の暮らしを表した像があったりして、当時の様子が非常にリアルに再現されていました。
また信長公の時代に伝来した火縄銃のレプリカも体験することが出来ます。
パネルを使った説明が各所にあり、戦国歴史を勉強するには格好の場でしたね。
そして天主閣の最上階に上がります。
先ほど渡った大手橋と走る列車が眼下に広がります。
この景色は画面中央が養老山脈、右に大垣城と伊吹山見えます。
またこの景色では先日訪れた岐阜城や高山方面を望むことが出来ます。
眺めはもちろんですが、颯爽と吹く風が気持ちいいのはお城ならではの味わいですね。
再度下から見上げますが、見惚れてしまう装いです。
帰りに立ち寄ったのが、本来あったとされる古城跡地。
この場で幾度となく歴史が動いたかと思うと、何だか身の締る思いになりました。
帰りは予定通りJR清洲駅まで歩きます。
せっかくなので在来線に乗りながら再度シャッターを切ってみました。
ちなみにこちらは先日浜松に行くときに新幹線から撮った清州城です。
いつもは新幹線の車窓から一瞬しか見えてませんでしたので、ゆっくり見れて楽しかったです(^^)/