免疫ビタミンLPS(リポポリサッカライド)が働きかけるマクロファージとは
免疫ビタミンのLPSが働きかける自然免疫のマクロファージは、私たち人間が生きていく中で最も大切な免疫細胞のひとつです。
自然免疫とは
自然免疫とは生まれながらにして備わっている免疫機能のことで、人間以外を含む地球上のあらゆる生物には病気にならないために働くマクロファージが存在しています。
風邪をひいた時に治す時に働くのはもちろん、激しい運動によって体内で活性酸素が多く産出されたことによる細胞の負傷もマクロファージを中心とする自然免疫システムの働きが関わっています。
マクロファージとは『大きい=マクロ』+『食べる=ファージ』が合成された造語です。
以前までは『大食・貪食(どんしょく)細胞』といわれ、ただただ食べるだけの大食いと思われていましたが、このマクロファージの働きが近年重要であるということが分かってきました。
食べるといっても食事のように栄養を摂る訳ではありません。
どちらかというとヒトの体に対しては悪いというか、マイナス要因を食べて退治してくれるのがマクロファージです。
マクロファージは血液、皮膚、筋肉、骨、脳、各臓器‥‥、ヒトの頭からつま先に至るまで全身のあらゆるところに存在し、そして食べまくってくれます。
マクロファージが食べる主なもの ①がん細胞
例えば、がん細胞。
体内で知らないうちに発生しているがん細胞は1日5000個といわれています。
しかしなぜ毎日がん細胞が発生しているのにがんにならないのかというと、それぞれに対応する免疫細胞がしっかりと働いてくれているからです。
白血球やリンパ球という名前はご存知の方も多いと思いますが、それらを統括しているのがマクロファージの役割です。
なのでマクロファージの働きが弱くなったら、必然的に白血球やリンパ球の対応能力も落ちてしまうのです。
だから司令官の役割を果たすマクロファージが重要なのです。
マクロファージが食べる主なもの ②ウィルスや細菌
それ以外にもマクロファージが食べて処理してくれるのが、外敵から侵入したウィルスや細菌です。
風邪やインフルエンザの原因となるウィルスや細菌などの病原体は、まさにマクロファージの敵に当たります。
病原体は空気中に浮遊していることが多く、通常の生活をしていると必ず呼吸と共に体内に吸い込まてていきます。
しかしワクチン接種していなくてもすべての人がインフルエンザにならない、それは生まれたときから働いてくれているマクロファージ等の免疫細胞ががしっかり処理してくれているからです。
これがいわゆる自然治癒力なんですね。
ちなみにですが、よく病気を治してくれるのは誰?って問いがありますよね。
お医者さん?お薬?となりそうなものですが、本当に自分の病気を治してくれるのは自分自身の治癒力しかありません。
お薬は今以上にひどくならなくするためのものなので、それだけに頼るのは避けるようにしましょう。
マクロファージが食べる主なもの ③死んだ細胞や老廃物
話が逸れましたが、マクロファージはもうひとつ食べて処理するものがあります。
それは体内で死んだ細胞や老廃物です。
新陳代謝と呼ばれるように新しい細胞が生まれてくると、体内で寿命を迎えた細胞や変質して使えなくなったタンパク質、酸化したコレステロールが異物として認識し除去していく働きを持ちます。
だから常に新しい細胞で生活出来る訳なんですね。
病気を近づけない予防医学とマクロファージ
このようにマクロファージは病気にかかってからではなく、かかる前に働いて健康を守る予防医学の考え方に繋がります。
東洋医学で漢方や気功などと聞くと少し怪しげに思い、西洋医学の学術的なものに信頼を寄せる方も多いでしょうが、どちらが大切かというと絶対病気にならないようにすることが一番だと思います。
健常でいられるための予防医学と病気になった後に考える対症医学が上手に併用できればと思いますね。
なにせ日本人は健康系の番組は好きだけど、それ以上に病院好きな方が多いのも事実。
誰が何が健康の源なのかをしっかり見極める必要がある世の中になってきました。
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普段の食生活からだけでは補えきれない成分がしっかり投入されていますよ。