私事ですが大阪市内の東住吉区に移り住んだこともあり、最近では駒川商店街なる繁華街によく出没するようになりました。
出張のないタイミングはこの地域で食事をすることが増えるので、駒川中野のタウン情報も記事にしていこうと思います。
そんな第1回目の駒川商店街グルメ情報は、うどんや丼物専門の『だいきち』さんです。
巷ではセルフの讃岐うどん店が多く存在しますが、こちらは昔ながらの大阪うどんを提供するお店。
これといった定義がある訳ではないですが讃岐は麺のコシ、大阪はダシに特徴があるようで、どちらも人気のメニューになっていますよね。
表の看板には大阪うどんの代名詞、「かすうどん」の表記がでかでかと鎮座しています。
早速入店してオーダーをすることに。
メニューには単品をはじめ、ご飯・丼セットが数多くあるので迷ってしまいます。
しかしここは『かすうどん(530円)』をいただくことにしました。
ところで『かすうどん』って何!?、と思われる方も多いと思います。
大阪ではご当地うどんとして昔から親しまれていますが、実は私も知ったのは25歳を過ぎてから。同じ府内でも南部では食されている『かすうどん』ですが、北大阪ではあまり知られていないようです。
ちなみに「かす」とは牛のホルモン(腸)そ脂分が抜けるまで低温でカリカリに揚げたものを指します。通称「油かす」と呼ばれ、本来は食用油脂を抽出した残りかすです。
以前はあまり使われていない食材でしたが、現在は高タンパク・低脂肪・おまけにコラーゲンたっぷりと女性に人気の食材になっています。
「油かす」の外側は独特のカリカリ感、中はプルプル食感で、どんな料理にもマッチしやすいので特に出汁料理にはピッタリ合うこと間違いなしです。
店内はお昼時ということもあり、常連さんも含めて大盛況の様子です。
能書きはさておき、およそ5分ほどで『かすうどん』が到着しました。
どうですか!このプリプリ感!!
脂の塊である油かすですが、味わいはまろやかで口の中でゆっくり溶けていきます。
麺は昔ながらの柔らかい大阪うどんです。
私の両親の世代はまだまだこの柔わ柔わうどんの方が好きという人も多いですね。
うどんダシで炊き込んでいるのでこの場合、外のカリッと感は感じることは出来ませんが噛みこんでいるとじんわりと味が染みだしてきます。
先述しているように、油かすがダシ文化の大阪うどんに染み出していると、この世のものとは思えぬ「いい味わい」を醸し出してくれます。
各地方でいろんなご馳走をいただいてますが、やっぱり落ち着く地元の味って感じですね(^◇^)
もちろん最後の一滴まで飲干してしまいました。
あ~、ごちそうさまでした。
これで今日の午後も元気に働くことが出来ます!
ニッチですが今後も駒川商店街グルメリポートも続けていきたいと思います(^^♪