日本の桜名所百選に選ばれた奈良の『郡山城跡』にお花見に行ってきた

昨日、桜が見頃ということもあり、奈良のお花見スポットである大和郡山の『郡山城跡』に行ってきました。

場所は近鉄大和郡山駅から北へ約7~8分ほど歩いたところにあります。

残念ながらこの日は天候が悪く、小雨が降ったり止んだりという状況でしたが、『日本の桜名所百選』の郡山城跡ということもあって、人はそれなりにいてました。

この時期、大和郡山ではお花見をより楽しむために、「大和郡山お城まつり」と題して郡山で有名な金魚の品評会や市民パレード、時代行列などのイベントが行われています。

大和郡山お城まつり

ただ、雨天だったのでほとんどのイベントは中止になっていたそうですが、出店などもあったり雰囲気は良かったですね。

桜もとても綺麗です。天候の悪さが悔やまれますが、今週がピークということもあり、花見としては満足です。

贅沢をいえば、レジャーシートを敷いてゆっくりお酒でも飲みたかったのですが、快晴であればもっと混んでいたと思うので、ある意味丁度良かったかもしれませんね。

どんどん城の方へ進んでいくと、本丸跡には柳沢神社という神社ありました。

入り口にはイベントということもあって、金魚の水槽が置かれていました。↓

横からのショット。

柳沢神社は、初代郡山藩主の柳沢吉里の父親で、5代将軍の徳川綱吉の側用人を務めた柳沢吉保を祀る神社になります。僕は見ていませんが、NHKの大河ドラマ「元禄太平記」で主人公にもなっている人物。

立てられたのは1880年(明治13年)10月29日と結構新しいんですね。

こちらにもちらほらとですが桜が咲いています。先に見えるのが郡山城の天守台になります。

天守台は、少し前まで老朽化のため崩壊する危険があるということで、立ち入りが禁止されていましたが、数年かけて整備され、今年の3月26日に安全に登れるように、一般公開されたできたてほやほやの展望台です。

とりあえず天守台は大和郡山のシンボルにもなっているので、昇ってみることに。階段は手すりもついていて、しっかりと作りこまれた感じ。これなら小さなお子様でも安心ですね。

こちらが天守台の上です。なかなか立派な作りになっていますね。

景色はというと、曇っているのが残念ですが、城下町や奈良の盆地を見渡せます。かすかにですが遠くに薬師寺の西塔が見えるような気がします。

天守台から桜も綺麗に見えます。郡山城は、先ほどの柳沢吉里以外にも筒井順慶、豊臣秀吉の弟である羽柴秀長が居城していたということのあるお城で、当時、郡山は結構栄えていたそうですね。

ちなみに郡山城は桜で有名なお城として知られていますが、どうして有名になったのかというと、柳沢吉里が入城したときに桜をたくさん補植したからだそうです。

それ以来、そこに住む町民などが、城の桜を楽しむようになり、今に至るという訳です。

昔も今も日本人は桜が大好きなんですね。

奈良には、吉野などの桜で有名なスポットが多数ありますが、日本の桜名所百選に選ばれている『郡山城跡』にまだ行ったことがないのであれば、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。