ゴールデンウィークも中頃に入って来たみどりの日。
5月4日から一泊二日で岐阜へ旅行に行ってきました。
岐阜と言えば先日行った飛騨高山や下呂温泉・白川郷などが名所ですが、今回の旅は岐阜市内に行くことに。
岐阜市で観光ってあまりピンとこないかもしれませんが、この地区は長良川の鵜飼や天下の名城『岐阜城』があります。
岐阜城は昔は稲葉山城と呼ばれ、国取り物語で有名な斎藤道三や天下取りの名将織田信長も入城した歴史上でもかなり重要な城と言えます。
この岐阜城は市内北東にある標高329mの金華山の山頂に建造されているため、入城する為には山を登る必要があります。
一般の方はロープウェーで上がりますが私の趣味は山登りなので、自分の足で戦国乱世を戦った武士たちと同じ道を上ろうと思います。
金華山山頂へ向かうルートは複数ありますが、今回は七曲り登山道〜ロープウェー山上駅〜岐阜城〜めい想の小径で下山します。
10:30 まずは七曲り登山道を上がって行きます。
距離:約1,900m、所要時間:約60分、かつての登城路「七曲道」に相当する道で、中間地点よりも上は当時を留めたままだそうです。
登山道の前半はなだらかな道が続き、家族連れでも楽しんで登れる道になっています。
『岐阜城まで1,000m』の看板を発見、中間地点に差し掛かるところです。
途中幅広の階段もあるのでふくらはぎに負担がかかりますが、市街地の景色がキレイに見えるところまで来たので頑張って歩みを進めます。
11:30 ロープウェー山頂駅に到着しました。
最初に目にした光景にびっくりしたんですが、もうすでにロープウェーを下る方々で行列が出来ていました。
下の駅から登り来るゴンドラも満タン運行ですよね。
まあロープウェー使用なら約4分で上がれるのですから、一杯だったとしても普通はそれを選びますよね。
徒歩ルートのため時間はかかりましたが、ここからが岐阜城内になります。
天下第一の門をくぐります。
ちなみに岐阜城の歴代城主という案内板があったので、少し歴史を復習しておきましょう。
- ①二階堂行政:鎌倉幕府の官吏で二階堂氏の祖。
- ②長井氏:守護斎藤氏の家臣だったが、度重なる内乱で力を失った斎藤氏に代わり実権掌握。
- ③斎藤道三:緻密な国取計画で守護土岐氏を追放し実権にぎり、娘帰蝶を信長に嫁がせる。
- ④斎藤義龍:道三の嫡男、父とは対立し家督相続後に戦って道三を討つ。
- ⑤斎藤龍興:道三の孫、義龍死後城主となるも部下の離反により滅亡。
- ⑥織田信長:永禄10年(1567)稲葉山城を奪取し、本拠を小牧から移す。
- ⑦織田信忠:信長の長男、岩村城攻めで武功を挙げて岐阜城主となる。
- ⑧織田信孝:信長の三男、伊勢の神戸家の養子になったこともあり神戸信孝ともいう。
伝 ニノ門を通過。
目前に天守台が見えて来ました。
さあ天守台に入りましょう。
大人200円の入館料を支払います。
1階:武具の間 2階:城主の間 3階:信長公の間とある展示室を見学し、4階の展望フロアを目指します。
山の下から見るお城の景色も風情ありですが、天守台からの景色もまた格別ですね。
長良川を望む風景が最高です。
山登りで掻いた汗がスーッと乾く、心地よい風を感じてみます。
こちらには無料の展望台もあります。
天守台よりも低い位置ですが、逆に町中が近くに見えるので迫力のある景色が楽しめます。
下山する前に、みたらし団子で一服します。
岐阜公園まで距離:2,300m 所要時間60分の『めい想の小径』で下ろうと思います。
こちらは登りの七曲りルートと違い道幅も狭く危険個所が多くあります。
岩場が続くこの道でも公園から登りくる観光客が後を絶えませんでした。
みなさん軽装で来られてたので、思った以上に辛い上りになったのではないでしょうか。
下りの景色も素敵です。
公園すぐ上にある『三重塔』まで降りてきました。
15:30で上りのロープウェーは80分待ちと、上がるのも大変です💦
だから軽装の観光客が険しい登山道を上がってきたのだということに気づきました。
マスコットキャラクターの『リロちゃん』の激写撮影です。
標高329mと程よく登れる金華山、家族ハイキングには楽しい高さですが、コースにより途中険しい崖もあるので行かれるときはそれなりの装備をオススメします。
軽く運動が出来て景色も楽しめるお城ハイキング、普段の食べ過ぎを解消するのには良い時間となりました。