ここ最近、地震や台風、豪雨などの自然災害が多いということもあって、防災用にエスビットのポケットストーブを購入しました。
自宅避難であればカセットコンロの方が火力もあって良いのですが、いざ避難所での避難となった場合には、こういった軽くて持ち運びできるエスビットのような小型ストーブが便利だと思います。
実際にこのポケットストーブを使って炊飯してみたので記事にしてみました。
エスビットのポケットストーブとは?
その前にエスビットのポケットストーブの事を簡単に説明していきたいと思います。
エスビット(ESBIT)は1936年にエーリッヒ・シューンによってドイツのハンブルクにて創業された会社になります。その中でも最も有名な商品がこのポケットストーブで、キャンプなどのアウトドアだけでなく、災害用の熱源としても使用されています。
また携行しやすいコンパクトな設計のため、ドイツやオーストリアの軍にも採用されているプロ仕様の商品になっています。
エスビットのポケットストーブのサイズは?
では、どれぐらいコンパクトなのかそのサイズを測ってみましょう。
メジャーをあてて見てみると、横が9.5cm・縦が7.5cm・厚み約2.3cmです。
スマホと比べてみるとこんな感じです。小さいですね。
ポケットストーブと同サイズの固形燃料がついている
本体を開いてみると中にはエスビットのポケットストーブと同サイズの固形燃料が入っています。ライターで火をつけるだけですぐに使えるのが災害時でも安心ですね。
中身はこんな感じです。
小さい白色の固形燃料で、1つ4g。これが20個入っています。良く見るとESBITの刻印があります。
ポケットストーブでほったらかし炊飯
遅くなりましたが、実際にエスビットのポケットストーブを使って炊飯をしてみたいと思います。ポケットストーブの他に用意したものは以下の通りです。
- お米(2合)
- メスティン ラージ TR-209
- 固形燃料
メスティンのラージを用意したのは1人分ではなく、息子の分も炊こうと思っただけなので、通常のラージでないメスティンでも問題ないです。
固形燃料は付属のものではなく、100均(セリア)で買ったものになります。2合炊くので30gをチョイスしました。
ちなみに、なぜ付属のものを使わないのかというと、燃焼の際にシアン化水素が発生するということで、屋内の使用は危険とのことらしいです。
こんな感じで固形燃料をセットします。
次に研いだお米と水を入れたメスティンをポケットストーブに置きます。
沸騰して蓋が浮いてしまうを防ぐために重しも置いておきます。重しはとりあえずオカズで食べるイワシの缶詰にしました。もちろん何でも構いません。
あとは点火して固形燃料が消えるまでほったらかしで炊飯するだけ!
とくに何もすることなく固形燃料が鎮火したら、ご飯を蒸らすためタオルでくるみます。
時間にして約15分ぐらいでOK。それでは開けてみましょう。
イイ感じに炊けてますね~。
固形燃料が消えるまでほったらかしで炊飯しただけですが、うまい事炊けましたね。底がちょっと焦げた感じですが、まったく問題ないです。
美味しいごはんでしたよ。
鎮火した固形燃料です。アルミで包まれているのでポケットストーブもほとんど汚れてませんね。これなら片付けも楽々です。
最後に
防災用にエスビットのポケットストーブを買ったわけですが、炊飯も片付けもメチャクチャ楽なので普段使いしても良さそうな商品ですね。気分的な問題ですが、炊飯器で炊くよりも美味しく感じました。
軽くてコンパクトなので携行性抜群。しかもドイツ製ということもあってか質実剛健です。
もしもに備えて各家庭に1つは持っておきたい防災アイテムですね。
もちろんキャンプやBBQではガスバーナーのサブとして十分に使えますよ!