健康

足の変形の原因は? 糖尿病の合併症でも【ハンマートゥ】になる!

足病にご用心

足に潰瘍が出来たり壊疽を起こして黒くなる『足病』は神経障害を伴う糖尿病や、血行が悪く人工透析患者に多くみられるようになってきました。

症状として表れやすいのが足の変形。

土踏まずがつぶれるシャルコー足や甲高足、そして足指の関節が曲がってしまうハンマートゥがあります。

ハンマートゥの種類

ハンマートゥとは足指の関節が常に曲がった症状を言います。

爪が下を向き、足指の関節が山型や谷型に折れてしまします。

軽度なら押せば戻りますが、進行すると押してももとに戻らなくなります。

ハンマートゥ

足指の第1関節が谷型、第2関節が山型、第3関節が谷型に屈曲した症状。

マレットトゥ

足指の第1関節が山型に屈曲した症状。

クロートゥ

足指の第2関節が山型、第3関節が谷型に屈曲した症状

なぜハンマートゥになる?

足の骨格構造

原因の一番は足の骨格構造です。

歩行時に足指のアーチが十分な機能を果たしていない場合、足指がそれを補おうとして地面を掴むようになります。

すると足底の腱が過度に機能することとなり、足指が曲がってしまいます。

糖尿病

あと最近増えてきている原因が糖尿病です。

糖尿病は高い血糖が血管や神経を傷つけ、様々な合併症を引き起こす病気です。

そのひとつの神経障害が筋肉の萎縮や骨・関節の変形を引き起こし、足の甲が高くなったり指が変形して靴擦れのようになったり、関節が曲がったりします。

また糖尿病の合併症により腎臓に障害が起こり、人工透析を受けている方もこの足病には注意が必要です。

透析患者は現在約32万人といわれており、毎年1万人ずつ増え続けています。

透析を長く続けていると動脈硬化が起こりやすくなり、末端への血流が悪くなると足を切断せざるを得ないこともあります。

足に合わない靴の着用

小さい靴を履いていると物理的な圧力により足指は屈曲しやすくなります。

窮屈な靴を履くことはハンマートゥを悪化させる恐れがあるので注意が必要です。

 

ハンマートゥにならないために

日常的に行える簡単な予防法としては靴選びがカギになります。

例えば靴が大きくてブカブカだと足が中で動きやすくなり、指先などに傷ができやすくなります。

また女性が履くヒールなどは幅が狭いデザインが多いので、側面からの圧力で変形してしまうことも。

大人は大人で気を付けなければならないこのハンマートゥですが、最近では子供も急増しているそうです。

これは成長が激しい幼児期から成長期にかけて靴のサイズが合わないことが原因です。

なのでお子さんの靴はこまめに合ったサイズをチェックしてあげましょう。

また糖尿病が原因の場合はやはり生活習慣の改善をチェックしましょう。

バランスのとれた食生活と適度な運動を日常に取り入れて、血糖値を上げないライフスタイルに取り組む必要があります。

 

私自身が気を付けているのは糖質の摂り過ぎによる血糖値の上昇を防ぐこと。

しかしなかなか好きな白米やラーメンなどの麺類はやめることが出来ません。

極力控えるようにしていますが、我慢しすぎると逆にストレスになりますよね。

そんな時に使用しているのが『糖質オフサプリ』。

糖質はもちろん脂質の吸収を穏やかにしてくれる優れもの。

食べ過ぎはダメだけど、食べたい人には持って来いの成分『サラシア』を試してみるのもおススメですね。



日常生活での足病予防法

美容として顔や手の肌ケアは毎日行うも、意外と足のかかとはガサガサだったりする方も多いのでは。

サンダルを履く夏に露出した女性のかかとを見ると、何だか残念に思うこともしばしば。

ハンマートゥなどの足病に限らず、日常的に足のケアはしておいて欲しいと思います。

下記は簡単にできる足病のケア方法です。

足の形にあった靴を履く

先述した通りですが、ひもやテープで靴の中の足ずれを防げるものを選びましょう。

靴の中を確認する

異物を踏んでも気づかないこともあるので、履く前に中を丁寧に確認してみましょう。

家の中でも靴下を履く

冷え性対策で靴下を欠かさない女性も多いと思いますが、足を守るための着用としても効果的です。夏場は汗をかきやすいので、こまめに履き替えて清潔を保ってください。

入浴後は保湿する

皮脂が落ちて乾燥しやすいので、保湿剤をしっかり塗って潤いを守ってあげましょう。

足の血行を良くする

足湯は低温やけどを避けるため、ぬるめの湯で10分程度が目安。

 

まとめ

これから先、糖尿病患者って増えると思いますか?

増えると思った方はまずご自身のことを思い出してみてください。

その1人1人の心掛けが健康体に近づく一歩ですから。

今日は足の変形がテーマでしたが、もちろん外的圧力や損傷によるものも多い中、内臓疾患も原因になることを忘れないでくださいね。