虎伏山のシンボル!紀州徳川家の【和歌山城】を散策してみた

大阪在住の私ですが、和歌山へ行くといえば白浜温泉や海南のマリーナシティ―に行くぐらいで、和歌山市内をゆっくり見学したことがありませんでした。

和歌山と言えば昨日食べた『中華そば』も有名ですが、まず押さえておきたいのが『史蹟和歌山城』ではないでしょうか。

本日は標高48.9mの虎伏山(とらふすやま)に建造されこの平山城を探検してみたいと思います。

 

 

アクセスはJRの『和歌山駅』か南海とJRがどちらも乗り入れしている『和歌山市駅』が便利です。

『和歌山市駅』からなら徒歩10分程度。

『和歌山駅』からは徒歩30分はかかるので、バスを利用すると良いです。

片道230円で和歌山城公園の前のバス停まで行くことが出来ます。

交通アクセス|史跡和歌山城

 

ちなみに私は健脚タイプたので、和歌山駅から時間をかけて歩いて行きました。

 

距離にすると1.5kmほどです。看板を見るとあと500mなのですぐに到着しますね。

 

和歌山城は四方八方から眺めることが出来ますが、より良く見るためのスポットで有名なのは北側にある和歌山市役所の14階展望スペースです。

 

エレベーターを降りるとすぐに広がるのがこの景色。

無料解放されている空間なので、どなたでも遠慮なく眺めを楽しむことが出来ます。

 

市役所を降りて入館したのは『わかやま歴史館』。

この資料館のみの利用だと100円で入館できますが、天守閣も見学予定なら410円お支払いください。

そうするとその金額で両方共見学出来るお得な共通券になっています。

 

こちらは築城の歴史や武具甲冑を展示しており、江戸時代の政治や文化を近くに感じることが出来ました。

また名誉市民とされている『和歌山市の先人』の中には、かの関西の大企業『Panasonic』の創業者である松下幸之助氏にゆかりのある実物資料も展示されていました。

 

歴史の勉強はこれぐらいにし、さっそく場内へ侵攻したいと思います。

 

まずは西の丸庭園(紅葉渓庭園)に入る公園の北西口から内部に入りました。

 

ここは茶室が近くにあるので、お茶が飲めるようなゆったりスペースが用意されていました。

 

そしてここで発見したのが体験型VR観光アプリ『ストリートミュージアム』です。

 

このアプリは史実に基づいて再現されてたお城をVR技術でこんな風に体感できるものです。

ダウンロードすると江戸城、安土城、和歌山城、屋嶋城、高松城、福岡城、熊本城そして肥前名護屋城が体感できるようになっています。

ビジュアルがリアルに再現されているので、見ていてなかなか楽しかったですよ。

 

 

紅葉渓橋を渡り、

 

目の前に現れたのは『御橋廊下』の入り口です。

 

こちらは藩主と限られた家老しか通ることが出来ない、外部から見えないように囲われた重役用通路です。

 

もちろん今は誰でも渡ることが出来ますが、土足禁止なのでちゃんと履物は持って渡りましょう。

 

結構な傾斜になっているので、画面上ではわかりにくいかと思いますが低い段々状に板が施されています。

 

御橋廊下から見る天守閣の景色、江戸時代の城主様もこれと同じ情景を見ていたに違いないでしょう。

 

登り切って振り返ると、結構な傾斜が確認できますね。

 

『天守閣と御橋廊下』、絵になるアングルでした。

 

公園内の散策はこれぐらいにして、そろそろ天守閣への登りルートを攻めたいと思います。

今いる地点から最短距離で行ける『裏坂』を登ります。

 

石垣の間に歩みを進めますが、市内のど真ん中にある景色とは思えないぐらいの鬱蒼とした山中風景です。

 

とにかく石段を駆け上がります。

 

標高50mもないので上がるとすぐに城郭が見えてきました。

 

入場料は410円ですが、先ほどの歴史館で買った共通入場券を見せて入ります。

 

天守閣はもう目の前です。

 

和歌山城天守閣は、大天守、小天守、乾櫓、二の門櫓、楠門を多門によって連結させた連立式天守閣であります。各層の屋根には唐破風、千鳥破風を交互に配置し、上層階には物見のための高欄をめぐらし、大天守の隅には石落としを設けるなど、江戸初期頃の様式を残しています。(城内の天守閣説明文より)

 

左手の小天守から入城していきます。

 

1/20の天守閣模型。

 

こちらは小天守からの眺めで、正面の建物は先ほど立ち寄った和歌山市役所です。

 

それでは大天守の高欄へ登って行きましょう。

 

海が見える北西の景色。

 

こちらは北東方面、山の向こうが大阪平野になります。

 

夕刻の涼しい風を気持ちよく感じながらではありましたが、先を急ぎたいと思います。

多門を通り一周できるので、周っていきます。

 

日本の名城写真展示されています。

 

二の門櫓の下。

 

こちらは城郭内部から見た乾門、北西方面を守る砦の役割を果たしていたわけですね。

 

そして城郭外側から見た乾門、石落としが見えますね。

 

市役所からみた多門の景色を間近に見るとこんな感じです。

 

小天守下の石落とし。絶対に侵入させない鉄壁の守りを固めています。

 

天守閣の周りは一周したので、今度は離れた場所から天守閣を眺めれる場所に移動します。

 

まずは南東角に位置する『岡口門』付近です。

和歌山城は天正13(1585)年に秀吉の命で弟の羽柴秀長が築城し、家老の桑山重晴を城代となってこの岡口門を正門である大手門として活用し始めました。

この時代は南東部のこの門が主要道である熊野街道に繋がっていたからとされています。

そんな重要な岡口門と天守閣の2ショットがこちらです。

建物は別々ですが、なぜか連結しているような不思議な位置関係にありますね。

 

あと一番人気なのは城の北側、ちょうど市役所の前あたりから見る景色。

先ほど渡った御橋廊下のバックに城郭が見えるこの角度は、お城好きにかかわらず誰しもがシャッターを押したくなるスポットではないでしょうか。

 

最後は大手門と一の橋のベストショットを。

 

本日もたくさん歴史街道を歩めて楽しかったです。

そして和歌山駅へ戻る訳ですが、帰りは疲れまくったのでバスに揺られて5分戻りました。

やっぱり乗り物は楽ですね(;^_^A

 

P.S.

来週は浜松ツアーがあるので、餃子&浜松城を探検したいと思います!(^^)!

和歌山市観光協会 公式HP|和歌山の歴史 和歌山城