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WordPressで管理者以外でもGoogleマップなどの「iframe」を使えるようにできるプラグイン

このブログは複数人で運用しているのですが、先日、仲間の一人に「グーグルマップを記事内に埋め込むことができない」と言われました。

僕自身、何度もグルメ記事を書いてお店のGoogleマップを埋め込んでいたし、新たに記事を書いたときでも問題なく埋め込むことができていたので、どうせやり方を間違えているんだろうと思っていたのですが、実際にその仲間のログインページからグーグルマップを埋め込もうとしたら本当にできませんでした。

何でこんなことになるのだろうと物凄く悩んで、グーグルなどでいろいろと調べまくったのですが、どうもユーザー権限によってGoogleマップなどの「iframe」を記事内に埋め込むことができなくなっているようです。

権限には「管理者」「編集者」「投稿者」「寄稿者」「購読者」などがあり、「iframe」を使えるのは「管理者」だけ。

僕はこのブログを作った本人なので「管理者」という権限になっているので問題なく使えていますが、それ以外の仲間は、みんな「投稿者」になっているので「iframe」の埋め込みは無効になってしまうということです。

どうして「管理者」じゃないと「iframe」を使えないの?

では、なぜ「管理者」じゃないと「iframe」を使えないのかというと、ウィルスなどによるセキュリーの問題があるからです。

「iframe」というのは、サイト内に「Googleマップ」や「ユーチューブ」などのような他のサイトの情報を読み込ませることができる便利なタグなのですが、ウィルスを埋め込まれる危険があるタグとしても知られています。

サイトの脆弱な部分から侵入した悪意のある第三者によって改ざんされ、ウィルスを埋め込まれてしまう場合がもっとも多いのですが、一緒に書いている仲間に悪意のあるものがいた場合など、意図的に「iframe」を使ってウィルスを埋め込まれる可能性もあるので、ユーザー権限によって制限されているという訳です。

ウィルスを埋め込まれたサイトは閲覧者に被害を与えるのは当然ですし、ウィルスを埋め込まれたサイトは悪質サイトとして検索順位が圏外に飛ばされるといったこともあるので、「iframe」の扱いには十分に気を付ける必要があります。

しかし、 一緒に書いていくなかでこのような制限があると、記事中に「グーグルマップ」や「ユーチューブ」を使いたくても使えないので、表現にも限界がでてくるだろうし、読者にも100%の情報を提供できなくなってしまうのも事実。

なので「管理者」以外でも信頼のおける仲間には「iflame」を使えるようにした方が良さそうです。

方法としては簡単で、WordPressプラグイン『User Role Editor』を使って権限を与えるだけです。『User Role Editor』での設定は以下の通りです。

『User Role Editor』の設定方法

まずはインストール

WordPressの管理画面の【プラグイン】→【新規追加】から『User Role Editor』をインストールしてください。インストールし終わったら「有効」をクリック。

ファイルをアップロードしてインストールする場合は下記からダウンロードしてください。

User Role Editor

プラグインの設定

管理画面の【ユーザー】→【ユーザー一覧】へ進んでください。それからユーザー一覧から権限を付与するユーザーの【権限】をクリック。

そうすると以下のような画面に移ります。

ここからスクロールして「unfiltered_html」という項目を探してチェックを入れてください。あとは【更新】をクリックしてデータを保存。

以上の作業で「管理者」以外のユーザーも記事中で「iflame」を使えるようになります。

最後に

本来、管理者だけしか使えない「iflame」ですが、プラグインを使って設定をすれば、だれでも使えるようになります。

ただ、誰でも使えるから良いというものではなく、相手が信用できるかどうかが大切になってきます。どんどん書く人が増えて、自分の知らない友達の友達や、外注ライターに書かせたりする場合は、何があるかわからないので、無効にしておいた方が無難かもしれません。

もちろん「iflame」を使って「グーグルMAP」や「ユーチューブ」を使えた方が表現という面では良いかもしれませんが、最悪の場合は、リンクにしておけば何とかなります。

悩んでしまうかもしれませんが、他のユーザーの権限をどうするかは「管理者」次第なので、最終的には自分で判断するようにしましょう。