グルメ

究極の羊肉に出逢える!【成吉思汗マルタケ薄野本店】で北海道産ラム肉ジンギスカンを思う存分喰らってきた

北海道グルメの本命はジンギスカン

今週は北の大地北海道でお仕事させていただいてますノンシュガーマンです。寒い時期は食べるものがとても美味しくて、グルメ好きにはたまらない季節です。札幌と言えば海鮮料理や味噌ラーメン、スープカレーなど多くの料理がありますが本日はその中でも私が大好きなラム肉が食べられる、ジンギスカンのお店に行ってみようと思います。

さすがに街をブラブラしながら旨い店を見つけるのは難しいので、しっかりした調べをしながらすすきの駅からほど近い【成吉思汗マルタケ薄野本店】さんに行ってみることにしました。

羊肉に対する情熱は半端なし!

2006年にオープンした「純米燗酒と旬味のお店 マルカ商店」さんが2017年に同場所で【成吉思汗 マルタケ 薄野本店】としてリニューアルしたそうです。雑居ビルの1階になるので少し見つけにくいかもしれませんが、看板を確認すれば大丈夫です!

お店に入るとカウンターが6席のみとかなりこじんまりとしたお店ですが、あとで聞くと奥に個室があるそうで、8名までのグループならそちらを予約する方が良いでしょう。

牛の焼肉店には普段からよく行くので何となくでも自分の食べ方、食べる順番はありますが、ジンギスカンは北海道に来た時にしか食べないのでマスターのオススメ通りに注文することにしました。

サッポロ パーフェクトクラシック

まずはドリンクから注文します。いつものように生ビールを頼みますが北海道に来たら【サッポロクラシック】と呼ばれる地域限定のビールを必ず飲むようにします。大量市販されている黒ラベルももちろん美味しいのですが、サッポロクラシックはまろやかで口当たりの良い飲み口が特徴です。

しかしメニューに書いてあるのは普通のクラシックではなく【サッポロパーフェクトクラシック】記されています。このビールのことをマスターに聞くとこと詳しく教えてくださいました。

これが飲めるお店は、全国でもわずか!


綺麗なグラス洗浄、ビールサーバー管理など、サッポロビールが行う厳しい審をパスした完璧な樽生ビールを提供する店に対して、「パーフェクト」の認定が与えられるそうです。さらに、認定店だけで使用を許される特殊な泡付け器で、ミクロン単位のパーフェクトにクリーミーな泡を実現。まさに”完璧”なクラシックビールがこちらのお店で提供されている生ビールです。北海道で愛されている真の意味での「地ビール」の、”パーフェクト”な味わいをぜひと言われてから注文しました。

ラム肉登場!

メニューに用意されているジンギスカンは4種類。【熟タレ】で食べる①ウデ②肩ロース③北海道美唄産の『アスパラひつじ』。④の塩ジンギスカンは【旨塩ネギ】をトッピングして食べます。また日によって限定ですが「タン・ハツ・レバー」などもご用意されているのでその場で限定メニューがあればラッキーだと思ってください。

塩ジンギスカン

マスターおすすめの順番でまずいただくのはメニュー④の塩ジンギスカンからです。オーストラリア産ラム肉の肩ロースを使って秘伝のブレンド調味塩で味付けしてあります。またトッピングの味付けネギを焼きあがったお肉に巻いて食べるのが美味!おかわり率80%と言われているメニューなので、もちろん後でおかわりしたことは容易に想像できるでしょう。

肩ロースの焼き方ですが、まず鉄板に油を敷いて中央付近で焼き上げます。片面をじっくり焼きますが、その時は全く触らずにただ片面だけこんがり焼けるのを待ちます。そして上面の生肉が汗をかいてきたころにひっくり返し、裏面を5秒ほど焼いたら完成です。半生でも十分美味しくいただけるのが生ラム肉のだいご味でもあります。ちなみにこの写真に写っている【サッポロパーフェクトクラシック】はすでに2杯目に突入しております( ^^) _U~~

限定入荷 北海道美唄産西川農場【アスパラひつじ】

続いて登場したのは北海道美唄産西川農場の【アスパラひつじ】です。一般的なラム肉がオーストラリアやニュージーランドからの輸入肉なのに対し、これはまさしく正真正銘の国産北海道産のラム肉なります。しかし厳密に言うとこの羊肉はラムでもマトンでもない【フォゲット】と呼ばれる肉種だそうです。今まで聞いたこのの無い【フォゲット】の定義をマスターに教えてもらいました。

●ラム: 「生後一年未満の羊」その肉はマトンに比べてやわらかく値段も高い

マトン:「生後三年以上の羊」その肉はラムに比べてかたく値段も安い

一年未満と三年以上…その間は???という疑問が生じます。この間の羊肉を【フォゲット】というそうです。

フォゲット:「生後一年以上三年未満の羊」ほとんどお目にかかれない逸品肉

日本の羊肉の自給率は0.5%なので、この北海道産のフォゲットは貴重な国産肉です。近隣の農場さんから出るアスパラの根元を餌として与えているので、甘みや旨味のパンチの効いた羊肉になっています。

フォゲットも焦がすことなくさっと焼き上げてオリジナルの熟タレに入れて食します。熟タレのトッピングには一味、ニンニク、自家製ブレンドのカレーパウダーがオススメです。自分で好みの味を作りながら羊肉を味わってください。

羊肉の生レバー

あとびっくりしたのがこちらのお店でもたまにしか味わえない【羊肉の生レバー】です。牛肉のレバーは法律で規制されていますが、それ以外の動物のレバーは自己責任でなら食してもOKです。毎回入荷しているわけでは無い、一頭から取れるのはほんのちょっとの部位なので、この際幻のお肉を頂かないわけにはいきません。なのでもちろん羊肉レバーもオーダーしました。

食感は他の動物と同じで、臭さも全く無く乾かないうちに食べてくださいと言われたので、一気に食べ切ってしまいました。またお野菜もしかりでその日により入荷しているものが変わります。この日は甘くておいしいアスパラが入っていたのでお肉と一緒に焼いて頂きました。

名物プルプルホルモン

豚の直腸をお店独自の仕込みにより調理されたホルモンがこちらです。鍋の真ん中で両面をカリカリにきつね色になるまでしっかり焼いて食べると口の中でのプルプル感が半端なく旨いです。ブレンドされたお塩をちょっとづつかけて食べるのもまた美味でございます。もちろん肩ロースのおかわりも欠かしません。

〆つけ麺

最後はジンギスカンとは関係ないのですが、ラーメンで〆させていただきます。でも普通にラーメンを食べるのではなく、先ほどまで使っていた特製熟タレにラーメンを付けて食べるという、最後まで余すことなくジンギスカン風味を楽しむことが出来るコースになっています。ビールも4杯ぐらい飲んでお腹も張ってきたので、ドリンクの〆はハイボールにさせていただきます。

まとめ

正直言ってこんなにジンギスカンを楽しむことが出来たのは生まれて初めてです。かなりレアな羊肉が出てきて、しかもビールにもこだわりがある。マスターが言うには、「すすきのジンギスカン店100軒ある中で、生き残っていくためには工夫をしないとダメです」と。その工夫が随所に垣間見れるところがまたまたカッコいい!!

札幌でジンギスカンを食べたいと思っている全ての人に教えてあげたい、そんなお店と出会うことが出来てとても嬉しいです。

因みにかかった費用ですが、大人二人でマスターのおすすめ通りそこそこ食べて、そこそこ飲んで福沢先生が2人と少々が財布からお出掛けしたぐらいです。

かかるにはかかりましたが、それなりの価値のあるレアな体験が出来たので、大満足で宿泊先のホテルに戻りました。

美味しい料理をありがとうございました。ご馳走様でしたーーーー(^_-)-☆